5月21日、奈良市に出店の場所を探しに行った帰り、惹かれるように「大神神社 摂社 子守明神 率川神社」にお参りしました。率川神社は皇室とも御縁の深い奈良市最古の神社で『延喜式』に「率川坐大神御子神社(いさがわにますおおみわのみこのかみのやしろ)」の名で記載されている由緒正しき神社です。御祭神は初代神武天皇の皇后様で狭井大神(さいのおおかみ(大物主大神))の御子神『媛蹈鞴五十鈴姫命』様です。本殿には姫命様の向かって右に御母神『玉櫛姫命』、左に御父神『狭井大神』が親子仲良くお祭りされており、古くより子守明神とたたえられ、安産、育児、生育安産、家庭円満の神様として県内外から篤い信仰がよせられています。境内は明るく静かで神々しくパワーを感じました。ただし、私に霊能力はないので、本当にパワースポットなのかどうかはわかりませんが?しかし、奈良市最古の神社であり、由緒正しき神社ですので近くにお立ち寄りの際にはぜひ寄ってみてください。ちなみに6月16日~6月18日に例祭の『三枝祭(さいくさのまつり)=ゆりまつり』が執り行われます。
服部堂の吉祥天女
奈良町の私的なもう一つの見どころは、服部堂の吉祥天女です。
『日本霊異記(にほんれいいき)』第十四巻「貧しき女王」の中に奈良の左京の服部堂にまつられていた福徳の女神、吉祥天女のことが記されています。この服部堂とは、かつて西新屋町にあり消失してしまった元興寺の吉祥堂のことで、現在奈良町資料館(ならまちしりょうかん)内に再建され、新たに平成の吉祥天女像がお祭りされています。(奈良町資料館資料より)