仕事辞め2か月ほどゆっくりと過ごした私はそろそろ何かを始めなくてはと思い始めました。(奥さんに言わせるとあまりゆっくりしていなかったみたいです。妻は1年間ぐらいはボ~ッと過ごしていいと言ってくれていました、私がそうするだろうと思っていたみたいです。私も最初はそうなるだろうなと思っていましたしそれぐらい心身共に疲れていました。)4月こそボ~ッ過ごしていましたが5月に入って、近畿大学日本文化研究所主催の寺子屋塾講座の大阪のまちあるきに参加したり、奥さんと病気回復の願掛けに色々な神社仏閣に参拝に行きました(ちなみに写真は仕事を辞めてから奥さんと一番最初に行ったお笑い神事で有名な「枚岡神社」です)。神仏への参拝のおかげかだいぶ良くなった私は体がなまらないようにそろそろアルバイトでも始めなくてはと思い、その頃パン屋でバイトしていた妹に連絡してみたのですが、「腰の弱いお兄ちゃんにはパン屋のバイトは無理」と言われがっかりしました。まあそれもそうだと思い、でもパンを作ってみたいと思いネットでパン教室を探して見つけたのが今も通っているパン教室「froh工房」です。
ここを選んだのは、とにかく明るい雰囲気で楽しそうなところだと感じたのと、男のパン教室というのがあり男性も多いのかなと思い、そしてパン作りの師範資格コースがあったからです。体験教室に行き、楽しい、美味しいとなりのめり込みました。ちなみに私も師範コース終了師範の認定を取得しました。
ということで私の手作りパンの人生がスタートしました。ちょっと前置きが長くなりましたが、これからご紹介していくパンはこのパン教室で習ったものを私的にアレンジしたものが主です。主なアレンジのポイントはとにかく自分好みで家族に美味しいといってもらえるパンを作ることです。そして幾つかの特徴とこだわりがあります。特徴は主に水や牛乳の代わりに豆乳を用いていること。おかず系のパン生地に全粒粉やライ麦粉をブレンドしていること。そしてレシピに関しては、ポリシーとして必要なものには銘柄を記載しようと考えています。理由は小麦粉ならよく強力粉とだけしか書いてありませんが、実際には強力粉といってもグルテンのもとになるタンパク量は異なるからでこれにより作りやすさや出来上がった食感が異なるからです。また用いる豆乳もメーカーによりかなり濃さが違いこれにより使用量も異なってくるからです。これらのこだわりについてはその都度書いていきたいと思います。
それから、これからパン作りをしようと考えている方に『パンシェルジュ検定の3級公式テキスト』をお読みになることをお勧めいたします。たとえ検定を取らなくてもこの本を読むとパン作りの基本的なことがわかって私は自分のパン作りに大変役に立ちました。